Peak2Peak写真山岳ガイド事務所のホームグラウンドである雲ノ平と黒部源流域をご案内します。
ギリシャ庭園に建つ雲ノ平山荘と水晶岳。アルプス庭園より
ギリシャ庭園の池塘と三俣蓮華岳。雲ノ平山荘より
黒部川の源にある「雲ノ平」。「日本最後の秘境」とも「雲上の楽園」とも言われる北アルプス最奥の地です。

雲ノ平は黒部川の源流である鷲羽岳、ワリモ岳の西側に広がる周囲を谷と川に囲まれた溶岩台地です。黒部源流の開拓者、故・伊藤正一氏によって昭和30年代に登山道と山小屋が整備されました。

雲ノ平には伊藤正一氏によって、「日本庭園」「ギリシャ庭園」「スイス庭園」「アラスカ庭園」「アルプス庭園」と名付けられたエリアがあり、それぞれ趣の異なる景観を楽しむことができます。

雲ノ平のランドマークである雲ノ平山荘は、その庭園のうちの一つである「ギリシャ庭園」に建っています。初代の山荘の老朽化に伴い2010年に現在の山荘が新築されました。

山荘の新築を指揮した伊藤正一氏のご子息である伊藤二朗氏は、伝統的な日本の木造建築の工法を採用し、雲ノ平の厳しい自然に耐え順応できる木材を吟味されました。初代の山荘のイメージを踏襲したデザインは、まるで大自然を航海する方舟のようです。
ギリシャ庭園と雲ノ平山荘
2010年6月、二代目雲ノ平山荘の新築工事
Peak2Peakは、2010年初夏、雲ノ平山荘新築工事の様子を写真と動画で記録しました。写真は雑誌「ふでばこ」に4回にわたって「雲ノ平山荘物語」として掲載されました。

新築工事を担当した伊藤工務店のHPでこの時Peak2Peakが撮影した動画を見ることができます。

 雲ノ平 from itokomuten on Vimeo. →伊藤工務店HP 雲ノ平山荘のHPはこちら 
赤木沢出合
癒し系の沢として人気の赤木沢は、北ノ俣岳と雲ノ平のちょうど間にある沢です。標高2622mの赤木岳あたりに源を発し、黒部川奥ノ廊下までの約2kmほどの渓流です。最も近い山小屋は薬師沢小屋で、通常は薬師沢小屋前から入渓し、黒部川の河原を赤木沢出合まで遡行し赤木沢に入渓します。出合には通称「ナイアガラの滝」と呼ばれる美しい滝があります。

赤木沢は右岸を少し高巻きする滝壺を持つ美しい幾つかの滝の他はなめ滝が多く、ほとんどの滝を直登できます。後半にある赤木沢大滝のみ左岸の急斜面を大きく高巻きします。

登攀的な要素が少なく、初心者の方でも楽しめる沢ですが、一旦入渓するとエスケープルートがほとんどなく、また携帯も通じない北アルプス最奥部で、安易な入山は避けるべきエリアです。

実際、数年前には、薬師沢を朝出発したパーティーが、赤木沢入渓直後に大増水で退路を断たれ、遭難したケースがあります。この時は出発時は青空が見える好天だったそうで、出合から遡行を初めて30分もしないうちに瞬く間に濁流が沢を覆い尽くしたそうです。 赤木沢のある山域は、北アルプスの西の端にあり、西側からの雨雲が稜線に当たって雨が降りやすい地域です。急な降雨による短時間での増水に留意しなければなりません。 基本的な沢装備をご準備いただき、初級の沢歩きの経験があれば参加していただけますが、詰めあげてからの稜線の登山道歩きがあるので、ある程度の体力は必要です。 現在募集中の赤木沢ガイド企画はこちら
雲ノ平と薬師岳
<ガイドのご案内> Peak2Peakでは、3泊4日の周遊コースから、赤木沢など源流の沢を歩くコース、 北アルプスの原初の雰囲気を残す大東新道から行く高天原温泉へコースなど、 魅力的な企画をご提案しています。 ご希望に応じて日程コースを組むことが出来ます。 

現在募集中の雲ノ平方面のガイド企画は⇨こちらにあります。 

ガイド料の目安は⇨こちら 各プランの詳細はお問い合わせください⇨peaknipeak@gmail.com

三俣蓮華岳山頂から黒部源流を見る
<雲ノ平山荘に泊まる 3泊4日>
富山側の折立登山口から入山、薬師沢小屋に泊まり、2日目に雲ノ平へ。 雲ノ平山荘をベースに、雲ノ平の庭園めぐり。 3日目は祖父岳から源流を経て三俣山荘へ。 三俣蓮華岳から双六岳の稜線歩きを楽しみ双六小屋へ。 最終日は、新穂高温泉登山口へ下山します。

ポイント 雲ノ平でゆっくり過ごす時間を設けました。 オススメの時期は、お花の見頃である7月中旬から8月上旬。

技術 :★★☆☆☆ 体力 :★★★☆☆
<黒部源流域周遊 4泊5日>

富山側の折立登山口から入山、黒部五郎岳、三俣蓮華岳、鷲羽岳と巡り、雲ノ平山荘へ。雲ノ平最終日は、入山口と同じ折立へ下山します。
1泊目:太郎平小屋 2泊目:黒部五郎小舎
3泊目:雲ノ平山荘 4泊目:薬師沢小屋

ポイント
通称「ダイヤモンドコース」と雲ノ平を組み合わせ。二つの百名山を登ります。黒部五郎カールのお花畑が見事です。オススメの時期は、お花の見頃である7月中旬から8月上旬。
 技術 :★★☆☆☆  体力 :★★★★☆

<鷲羽岳、水晶岳と秘湯高天原温泉 4泊5日>

新穂高温泉から入山し、双六小屋、鷲羽岳、水晶岳から高天原へ。
秘湯を楽しんだら、大東新道で薬師沢へ。富山側の折立へ下山します。
1泊目:双六小屋  2泊目:水晶小屋
3泊目:高天原山荘 4泊目:薬師沢小屋

ポイント
鷲羽岳、水晶岳と百名山二峰を登って秘湯に浸かります。
原初の黒部の森を歩く大東新道は、北アルプスでも難路のひとつです。
オススメの時期は、お花の見頃である7月中旬から紅葉の9月下旬。

 技術 :★★★☆☆  体力 :★★★☆☆
黒部奥ノ廊下を通る大東新道
<黒部源流の沢 赤木沢>

<標準的な赤木沢2泊3日ガイドコース> 
1日目:午前中に折立登山口集合→太郎平小屋→薬師沢小屋 8時間行動
2日目:薬師沢小屋から入渓→赤木沢出合→中俣乗越→太郎平小屋 9〜10時間行動
3日目:太郎平小屋→折立登山口 4時間行動
*2日目の天候が悪い場合、3日目に薬師沢から赤木沢を遡行し太郎平小屋経て折立登山口まで下山します。 

<他の沢を組み合わせた山中3泊4日ガイドコース>
1日目:午前中に折立登山口集合→太郎平小屋→薬師沢小屋 8時間行動
2日目:薬師沢小屋から入渓→赤木沢出合→中俣乗越→黒部五郎小舎 10〜11時間行動
3日目:黒部五郎小舎→五郎沢→祖父平→祖父沢→雲ノ平 7〜8時間行動
4日目:雲ノ平山荘→薬師沢→太郎平小屋(解散)(太郎平〜折立は下山で3時間半) 

最終日、折立登山口から富山駅行きの最終バスは12時40分です。雲ノ平山荘を午前4時に出発すれば、最終バスに間に合いますが、解散は太郎平小屋としますので、太郎平に一泊してからの下山をお勧めいたします。


ポイント
歩きやすい源流域の沢。赤木沢は天国の沢。ツメが登山道。
オススメの時期は、雪渓が無くなる8月中旬から紅葉の9月下旬。

技術 :★★★★☆  体力 :★★★★☆

赤木沢の詳細はこちら
現在募集中の赤木沢ガイド企画はこちら
赤木沢
<雲ノ平自由プラン>

コース:日数とコースはご希望に応じて。
ポイント:集合と解散は太郎平小屋または双六小屋で。ガイド経費を安く抑えます。
雲ノ平山荘へと続く木道
6月中旬の黒部源流
三俣山荘と槍ヶ岳。雲ノ平第一雪田近くから。
岩苔小谷の紅葉。スイス庭園から
5月中旬。まだ雪深い黒部源流