晴れを求めて東北の山へ 2019年7月8日〜10日

7月、梅雨も中盤。しっかり雨が続く北アルプスを諦めて、目指したのは秋田駒ヶ岳。狙い通りの快晴に心も浮き立ちます。

花の百名山にも選ばれている秋田駒ヶ岳。花の種類の多さ、密度の濃さには驚きます。また通称「ムーミン谷」と呼ばれる女岳と男岳の間にある谷間は、別世界感が漂う異界のような場所です。コンパクトにいろいろな魅力が詰まった山だと感じました。

出会った花々は北アルプスでよく見かける例えばハクサンチドリなども、秋田駒ヶ岳では柄が大きくて色も何種類かあり存在感が強いです。チングルマの群落の中に咲く紅いエゾツツジ、可憐で賑やかなヒナザクラ、小さな貴婦人のようなオノエラン、そして黒い砂礫に大群落を作るコマクサなど、ここでしか見ることができない花々の情景です。

八合目までバスが通っているので人気のムーミン谷も日帰りが可能ですが、今回は一泊目を阿弥陀池避難小屋で過ごし、二日目に横岳、湯森山、笊森山、乳頭山と縦走。なだらかな稜線ですが、東北の山ではよくあるワイルドな藪の道が続きます。約13キロを歩いて乳頭温泉に下山しました。綺麗に整備された避難小屋に泊まって秋田駒ヶ岳最高峰の男女岳山頂でご来光を拝み、朝早いうちにお花畑を巡るのがおすすめです。

残雪期や紅葉の時期にまた訪れたい山です。

ムーミン谷のチングルマ
岩手山と千沼ヶ原
ムシトリスミレがいっぱい
ヒナザクラ
コマクサの大群落