誕生日に北穂に登ってきました。
11月2日は誕生日なのですが、ここ数年この日は穂高方面へ出かけています。毎年11月3日に営業最終日を迎える北穂高小屋にこの最後の日に泊まりに出かけるのです。

年によって降り始めが遅れることもあるのですが、真新しい雪に覆われた穂高の様子は、山が本来の静けさを取り戻していく儀式の最中ようです。人気が無い峰々と心ゆくまで対話ができるような気がします。

まだ雪の少ない今年ですが、稜線に上がってみると、朝晩はマイナス6度くらいまで冷え込み、雪がついている岩稜に光が反射し輝いていました。
北穂高へは、涸沢から北穂高沢を詰めて登ります。夏ルートの南稜は、凍結した鎖・梯子、岩場のトラバースなどがあり、危険なので、雪のある時期に使われるルートです。がれ場なので、落石に注意が必要です。

この時期撮影に訪れる人が多く、宿泊客のほとんどはカメラ三脚持参。最近ではドローン撮影をする方も見かけるようになりました。古くからの常連さん達が一年ぶりの再会に話が弾む光景が見られます。

無事に北穂高沢を下って涸沢に着くと、小屋もヒュッテも小屋仕舞いの真っ最中。雪囲いを打ち付けるトントンという音が、カールにこだましていました。

無事にシーズンを終えることができ、穂高と山小屋とご一緒してくださったお客様達に、感謝です。